弁護士コラム
Column コラム一覧
当事務所の弁護士が法律に関するコラムを執筆しておりますので、是非ご覧ください。
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申述期限間近の相続放棄手続き
弁護士 後藤 敦夫
相続放棄ができる期間(熟慮期間)は,原則「自己のために相続の開始があったことを知った時から3箇月以内」(民法915条1項)である。 そして,相続放棄をするには,相続放棄の申述書や添付資料を管轄の裁判所に提出する必要がある。管轄裁判所と...
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交通事故の過失割合
弁護士 是澤 雄一
交通事故においては、過失割合が争われることが多々あります。 過失割合とは、発生した事故について、各当事者がどの程度事故の責任を負うのかを示す割合のこといいます。 過失割合を判断する上で、実務上、「別冊判例タイムズ38号」 が参考にされる...
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民法826条第2項の利益相反
弁護士 後藤 敦夫
民法826条1項2項は,利益相反行為として特別代理人の選任が必要な場合を規定している。条文は以下のとおりである。 第1項 親権を行う父又は母とその子との利益が相反する行為については,親権を行う者は,その子のために特別代理を選任す...
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刑事損害賠償命令制度
弁護士 是澤 雄一
「刑事損害賠償命令制度」とは、特定の刑事事件について刑事裁判を行った裁判所と同じ裁判所が、当該事件に関する損害賠償請求についての審理を行う制度です。有罪判決後、第1回審理期日が開かれ、原則4回以内の審理期日で終結となります。民事裁判の場合、...
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判決から預貯金差押えまで最短どのくらいの日数が必要か
弁護士 後藤 敦夫
損害賠償を認める判決を出してもらっても,相手が任意に支払ってくれなければ強制執行により回収するしかない。 損害賠償請求や貸金返還請求などは,実際に金銭を回収することが最終目標である。よって,弁護士は,相談段階から実際の回収可能性がどれ...
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個人事業主の破産
弁護士 是澤 雄一
破産手続には、大きく管財事件と同時廃止の2つの手続きがあります。裁判所は、破産決定をするときは、同時に破産管財人を選任することが原則となっています(管財事件)が、破産財団をもって破産手続の費用を支弁するに不足すると認められるときは破産手続...
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利息・損害金の計算方法(閏年が含まれる場合)
弁護士 後藤 敦夫
債権者の代理人として債務者の預貯金などを差し押さえる場合,申立書には申立日までの利息を計算して記載することが多い。裁判所によって計算方法に若干の違いがあるかもしれないが,以下の計算方法で算出した額を記載して裁判所から補正を求められたという...
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管轄
弁護士 是澤 雄一
「管轄」とは、特定の事件を、どの裁判所が担当するかという問題です。民事訴訟法等では管轄について細かいルールが決められており、訴訟提起等をする際は、どの裁判所へ訴状等を提出するか、十分に検討する必要があります。 1 専属管轄...
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第三者からの情報取得手続申立の実務 金融機関
弁護士 後藤 敦夫
債務者に対し裁判を起こし勝訴判決を得ても,債務者が任意に支払いをしてくれない場合がある。それならば債務者の財産を差押えようと考えても,債務者の財産がどこにあるのかわからなければどうしようもない。今回の話はこういった場合に行う財産調査につい...
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離婚事件
弁護士 是澤 雄一
日本においては、協議離婚、調停離婚、裁判離婚、の3つの段階があります。 1 協議離婚 当事者間の話し合いにより離婚をすることをいいます。未成年者がいる夫婦の場合は「親権」のみ決めておく必要があります。...